1965-11-10 第50回国会 衆議院 本会議 第10号
この危機に直面して打ち出された第三の政策は、さらにスクラップのワクを千二百万トンから千七百五十万トンに拡大し、加えて利子補給と炭価引き上げという、石炭独占資本に対する保護政策に終わっておるのであります。 私ども社会党は、かかる政府並びに資本の合理化政策に対し、第一に、確固たるエネルギー政策の樹立なしにはいかなる石炭政策も無意味にひとしいことを指摘せざるを得ません。
この危機に直面して打ち出された第三の政策は、さらにスクラップのワクを千二百万トンから千七百五十万トンに拡大し、加えて利子補給と炭価引き上げという、石炭独占資本に対する保護政策に終わっておるのであります。 私ども社会党は、かかる政府並びに資本の合理化政策に対し、第一に、確固たるエネルギー政策の樹立なしにはいかなる石炭政策も無意味にひとしいことを指摘せざるを得ません。
そもそも補給金や復金の融資など、これは莫大なものに上りますが、これらの国家財政を食いものにすることによつてのみ維持のできたという、こういう石炭独占資本というものは、もはや存在の意義はないのであります。その存在は有害無益と言つてさしつかえないのであります。神田君が、これは邪道であつたと言われるが、確かに邪道に違いない。しかしそれならば、自由党は一体正道であるか。